徳川幕藩体制後期に、石高経済のために多くの藩が赤字財政に苦しんでいた。
だが、中国地方の備中松山藩には、山田方谷(1805~1878)という偉大なイノ
ベーター(革新者)がいたのだ。
前半で「山田方谷の改革」について奇跡的な財政改革を思想・財政・教育・人
物・産業の各分野から分析し、それがどのように可能だったか?他の多くの改革
者とどう違うのかを、検証する。また後半で「方谷研究の方法論」について研究方
法の独創性をいかにして作りあげたのか?また、それは普遍的なものか、特殊な
ものか?を考える。

平成31年2月9日