「苦境の組織を立て直す。」

2015年、ノーベル賞を受賞された大村智先生は毎年「今年の言葉」を自筆の色紙に書き、配られるそうです。

今年の言葉は「至誠惻怛」、NHKで大村先生の部屋に飾られていたこの色紙が映し出されたとき、私は驚きと興奮を隠せませんでした。

「大村先生は方谷先生の事ご存じなのかなぁ」

「資金がないから研究が出来ないというのはいいわけだだ」と言うのが大村先生の信条だそうです。まさに理財論の本質「義を明らかにして利を図らず」です。

大村先生の業績を知るにつれ、現代の山田方谷先生だと思うことが多くあります。

そんなかな、平成27年11月24日の東京新聞1面に写真の記事が!

「今年の言葉は「至誠惻怛」。幕末、財政破綻寸前の備中松山藩で藩政改革を行った学者・山田方谷が、越後長男か藩家老・河井継之助に伝えた言葉」との記述が!!

大村先生、やはり方谷先生のことばから、今年の言葉を選ばれたんだと確信しました。

是非、大村先生の講演を聴いてみたいです。