雲中の飛龍 方谷先生の思いをカタチに

雲中の飛竜・方谷先生の思いをかたちに
フォーラムPartⅡ

6月25日日曜日、藩校有終館跡(現高梁市立高梁幼稚園)講堂において、山田方谷生誕201年事業フォーラムが行われました。
式ではまず来賓の高梁方谷会金岡副会長や秋岡高梁市長の挨拶の後、1.2回のシンポジュウムでもコーディネーターを務められた小野信也衆議院議員により、主に高梁の今後の町づくりの指針や未来についての講演が行われました。

小野先生は最初に、昨年の高梁宣言を踏まえたうえで、陽明学の精神に乗っ取り行動を起こし、方谷先生の生まれたこの高梁から全国に発信しようといわれました。

フォーラムレジュメ
山田方谷先生の思想と街づくり
方谷先生が示された8つの指針

1.治国平天下の壮大な夢
常にあきらめづ、失敗を恐れずに完全を求めて努力することが成功への最短距離(ドラッカー)
→竜頭無尾の心
→年に一度必ず夢を文章、図等で表現する

2.雲中の飛竜たる自由自在な知恵
知恵=執慮+祈念
→日々のトレーニング
→一日アイディアマラソンの実施

3.誠意=知行合一の人生観が生み出す元気
迷いは何が事実で(誠)であるかわからなくなった状態
→真実を知れば自ら知行合一の生き方になれる
→人間を尊びあい、誠で響きあえる人間関係を

4.中庸の徳が生み出す秩序
自分自身の中に調和する心
→自分が「このまちが」世界の中心にあると考えてバランスをとる

5.事の内に屈しない広く大きな政策
長期的、多面的   そして根本的に  みる姿勢
→自分たちは何を持っていて何を何を行うことができるのか検討する必要

6.事上磨練の精神に立つ挑戦
人生で出会うすべてのことが自分の成長に役立つ等しいものと考える
→失敗しても挑戦することに意味がある(万事研修)

7.公明正大な姿勢が生み出す信頼
相互不振で無駄にエネルギーを浪費するよりも、信頼感と相互育成の思いで生きる方が大きな力

8.生命の永遠性に立つ人の育成
すべての街づくり運動の本質は教育にある
→地域資源を本気で活用した教育を


下記は講演のレポートです。
(レポートは管理人の走り書きメモなので意味不明の部分もありますがご了承下さい。)

山田方谷の思想では現代社会にどんな指針を与えているのか、まず第一に先生の生き様、考え方として、先生は遠大なる精神で問題に望んでいた。

方谷先生の一生は少年時代の治国平天下の夢をそのままつないでいる。

ドラッカーの言葉に「いつまでもあきらめず、目標とビジョンをもって自分の道を歩き続
けよう、失敗し続けるに違いなくとも、完全を求めていこうと決心した。」という物がある。
一生かけても到達できない夢・人生の目標を持ちながら常にそこを目指して努力しつづけることが必要である。そしてそういうビジョンを持った一人一人の夢が集まってこそ、高梁が良い町になるのではないか。

佐藤一斉の言葉の中に「若くして学べば壮にして為すあり。壮にして学べば老にして衰えず。老にして学べば死して朽ちず」というものがある、学ぶ人間は心が活性化しているので元気である。一生勉強しなさい、勉強して社会の中で自分が何をなすべきかを学びなさい。

夢や希望は人に決められるものではなく、一人一人が自分の人生を真剣に考えたら自然と夢が生まれるものです。高梁で市民一人一人が夢を持てる街づくりをしてほしい

竜頭無尾の思想

33歳の方谷
理財論はまだ方谷が33歳の時に書かれた物で、その思想は竜の頭(理想論)であったが、まだその尾となる部分は存在していなかった。しかし方谷簿場合、60歳にしていっきに体が現れた。

大事なのは竜の頭の部分、すなわち理想の部分である。
青臭いといわれても、もっと理想を大切にするべきであると思う。

雲中の飛竜とは
通常は雲の中で見えないが、何か問題が起きたらすーっと現れて問題を解決してゆく

いかにして知恵が生まれてくるのか。
人として正しいかどうか、善悪として神が許すのか
→考え続けることが生きる力である。

第3に、現代は迷いの多い時代である、力を使っても。動かさなければ何かをしたことにはならない。では人はなぜ迷うのだろう。

何が真なのかをきちんとつかめていないからまよう、本当になすべきこととはなんなのか。
学ぶこと、真剣に生きることにより迷いは少なくなるのではないか。

4.中庸とは
自分自身がこの世の中の中心にいるのだと言う考え、すなわち自覚を促す考えである。

5、事の内に屈しないとは
【長い視野で物事をみる、多面的に分析する、根本的にみる】
自分たちでできることをきちんと把握して行動する

6、否定論から肯定論への返還
子供が大人を信用しないような社会をつくってそんな大人になりたいと思うのか。
130万人いる先生のせめて一割が「こう生きるべきである」という先生であって欲しい。

公明正大に生きる

8.すべての街づくりは人づくりにある


フォーラムの終了後、約5時間のちに演習の発表会が同会場で行われました。
小野先生がこの5時間の間に課した課題が下記の様な物でした。
あなたはこの問いにどのような答えを出しますか?

演習
坂之上の雲の教訓

複雑で解決困難な課題に出会ったときには、基本的に次の2つのことを考えよ
1.遠いところにある白い雲  一生涯かけて追い求めるべき理想
2.足下の一歩   白い雲に向かい、今すぐに行動できること

この2つを明確にし、てこに尋常ならざる努力を加えることでその中幹部にある複雑な課題がいつしか解決してゆく

演習
あなた(この街)が、一生涯(長期的取り組み)を通して実現に向かいたいと考える理想(夢)とはなんですか①

坂道を上り続けるために必要な習慣、工夫はなんですか③

あなたにとって(この街)、いますぐできる足下の一歩とはなんですか(広く可能性を②)


参考

「山田方谷先生生誕200年宣言」

この高梁市に生を受け、幕末動乱期に「治国平天下」の志の下に生き、明治に入りては「修身斉家」の教えを後世に伝えんと教育に最後の力を尽くすなど、生涯を公に捧げられた山田方谷先生は、本年、生誕200年を迎えられた。
この節目の時にあたり、私たちは本日、”雲中の飛龍・方谷先生の思いをかたちに”との願いを込めたフォーラムを開催し、先人の偉大な生き様・考え方に思いを巡らせながら、以下の提案を含む議論を行った。

1、私たちは、「良知」が語りかけるものを大切にする生き方・考え方を尊重する社会づくりを推進する。
2、私たちは、トイレ掃除など、行動を通して「良知」に近づく取り組みを一歩ずつ実践する。
3、私たちは、「誠の心」を育む様々な取り組みを推進すると共に、「方谷先生挨拶運動」を行う。
4、私たちは、論語の素読、漢詩の朗読等、”人の心を育む言葉”を全身で表現する活動を行う。
5、私たちは、外部からこのまちを訪れる人に対して、「陽明学」と「良知」についての学ぶことの出来る場づくりを検討し、実現する。

現在の日本社会は、二一ト・フリーター・自殺などの増加、凶悪犯罪の頻発、指導者等のモラル喪失等、深刻な社会問題を数多く抱えている。
私たちは、この激動の時代、混迷の社会に対して、本日のフォーラムを起点として、この高梁市から、日本全国、世界に向かって、「良知」を磨き出し、活かしてゆく運動を推進せんことを誓うものである。

以上、宣言する。
平成17年6月26日
“雲中の飛龍・方谷先生の思いをかたちに”フォーラム参加者一同

投稿者: admin

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