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巨瀬 祇園踊り〜松坂踊り〜



祇園踊りとは

約300年前の江戸時代宝永年間(1704)ごろから、当時娯楽のなかった時代の一生に一度の願いとして、「お伊勢参り」が全国的に盛んでした。当時の巨瀬の人々も30日から50日かけて徒歩で、「お伊勢参り」をしていました。その人たちが、伊勢の国の夏祭りの踊りを巨瀬に伝え、夏祭りなどに村人の娯楽の1つとして、踊るようになりました。

この踊りは、巨瀬・祇園寺の夏祭りでも踊られるようになり、近郷では大変にぎやかな祭りとして知られるようになりました。踊りは、祇園の夏祭りにすっかり定着し、「祇園踊り」と呼ぶようになりました。祇園踊りには、「松坂踊り」「扇子踊り」「4つ拍子踊り」の3種類があります。


戦後10年間ぐらいは、戦争からの開放感で、祇園寺や町内の神社の祭には、祇園踊りが盛んに踊られていましたが、その後経済の進展とともに娯楽も多様化し、盆踊りそのものがすたれてきました。そこで、昭和40年に公民館を中心に「祇園踊り保存会」を結成して、後世に伝えています。





  

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