陽明学を志した日本人

中江藤樹 なかえ-とうじゅ 【中江藤樹】 (1608-1648) 江戸初期の儒者。近江の人。名は原、字(あざな)は惟命(これなが)、通称与右衛門。伊予国大洲藩に仕えたが、のち帰郷。初め朱子学を信奉、孝の徳目を重んじ「翁問 […]

岡田武彦撰 王陽明の名句十撰

「岡田武彦先生」と「王陽明の名句とその解説」の経過について 昨年11月、「高梁方谷を学ぶ会」に一通の文章が届けられました。 著者は世界的な陽明学の研究者として知られる岡田武彦先生、その文章のタイトルは「王陽明の名句とその […]

身に蔵するところ恕ならずしてよくこれを人に喻す者は、いまだこれ有らざるなり。

身に蔵するところ恕ならずしてよくこれを人に喻す者は、いまだこれ有らざるなり。 「大学伝九章」 自分自身に相手を思いやるこころがかけているのに、部下を導くことが出来た者は未だかつていない。 孔子は「論語」のなかで「一生の中 […]

一言、事をやぶり、一人、国を定む。

一言、事をやぶり、一人、国を定む。 「大学伝九章」 たった一言の失言が事を台無しにする。たった一人が身をただすだけで国は定まる。 国を修めるための心構えの言葉ですが、政治家に限らず会社や組織にも大いに言えることです。日本 […]

富は屋を潤し、徳は身を潤す。

富は屋を潤し、徳は身を潤す。 心広く体ゆたかなり。 「大学伝六章」 「お金」があれば立派な家に住み快適な暮らしが出来るように、「徳」があれば体には気が巡り潤って充実し、こころも広々として余裕が出てくる。 「お金があれば幸 […]

心ここに在らざれば、みえども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず。

心ここに在らざれば、みえども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず。 「大学伝七章」 自分の中の心がしっかりとしていなければ、視ようとしても何も見えず、聴こうとしても何も聞こえず、食べたとしても味がわからない […]

君子は必ずその独りを慎む。

君子は必ずその独りを慎む。 「大学伝六章」 君子は人が見ていようがいまいが、自分を律し行動を慎む。 君子とは儒学が目指す理想の人物で人格と能力を兼ね備えた人物像をいいます。 君子は人が見ていようが見ていまいがそんな事は関 […]

力の用うるの久しき、一旦豁然(かつぜん)として貫通するに至りては、則ち衆物の表裏精粗、到らざるなく、しかして吾が心の全体大用も明らかならざるなし。

力の用うるの久しき、一旦豁然(かつぜん)として貫通するに至りては、則ち衆物の表裏精粗、到らざるなく、しかして吾が心の全体大用も明らかならざるなし。 「大学伝五章」 物事の道理を見極めようと努力を続けていれば、あるとき突然 […]

とうの盤の銘に曰く、まことに日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり。

とうの盤の銘に曰く、まことに日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり。 「大学 伝二章」 中国の殷の王は洗面器に「まことに日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり。」の文字を刻み、顔を洗う度にそれを見ながら政治に取り […]