撮影で実際に使用された
松山藩の藩札。

燃やされました。

江
戸末期に備中松山藩の財政を立て直した山田方谷を題材に、NHK岡山放送局が特別番組を放送することになり、二十九日から三日間の日程で、高梁市内で撮影が行われました。

たかはしフィルム・コミッション設立準備委員会が地元エキストラを仲介するなど初めて撮影を支援しています。

番組は、経済専門家や企業社長へのインタビュー、備中松山城など方谷ゆかりの地の紹介があり、合間に当時を再現した場面を盛り込み、方谷の業績を浮き彫りにします。

二十九日は、同市宇治地区などで撮影、明治期建築の元仲田邸では、方谷が商人に頭を下げ、藩の借金返済を延期するよう頼むシーンを撮影しました。地元の会社員ら三人が商人役として協力、三十一日には成羽川河川敷で、地元エキストラ百人が参加し、乱発した藩札を焼く有名な場面が再現されました。

フィルムコミッションは映画撮影などの誘致や撮影支援を行うボランティア団体で、準備委は、NHKの要請で市内の公民館などを通じエキストラ約百人を確保、ロケ地も選定しました。三月五日午後七時半から「財政の天才幕末を駆ける~山田方谷・奇跡の藩政改革~(仮称)」として県内で放送(七十三分)。五月にはBSハイビジョンで予定してます。

ロケ風景スナップショット