近似の河原に藩民達の人だかりができている。なんと、これからいままで集めた5匁札すべてを焼却するというのだ。

このイベント開催にあたり、方谷は大々的な宣伝を実施、当日は何万人という人手となった。

「はじめ!」の号令とともにうずたかく積まれた札束の山に次々と火が放たれてゆく。
人々はこの一種異様な後継に時がたつのを忘れ見とれた。
そして数ヶ月後、方谷は満を持して新通貨「永銭」を発行した。